日本政府観光局(JNTO)によると、2024年8月の日本人出国者数(推計値)は143万7100人となり、今年最多となった。2019年比では31.9%減(2019年8月の実数は210万9568人)で、コロナ前の7割弱に回復した。2023年比では19.7%増(2023年8月の実数は120万930人)。
航空データOAG社よると、2024年8月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比6.8%減の2万1388便(1571便減)、座席数が同5.8%減の501万2984席(31万1357席減)となった。
主要6空港について2019年と比較すると、羽田空港(便数31.6%増の4767便、座席数25.6%増の118万4412席)と福岡空港(便数13.2%増の1988便、座席数14.7%増の41万4658席)が好調に推移し、全体の回復を牽引している。
ただし、その他の主要空港は、便数・座席数は10~30%減程度の推移が続き、回復が停滞。特に、中部国際空港(便数34.4%減の1357便、座席数35.8%減の27万4364席)は、便数・座席数で福岡空港を下回る推移となっている。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。