社団法人 日本リサーチ総合研究所の発表によると2013年2月調査の消費者による今後1年間の見通し判断、景況感は大幅に改善。景気見通し指数は、2012年12月より急上昇して史上最高になったという。
同研究所によると、2013年2月の生活不安度指数は136で2012年12月の145から9ポイント低下。12月の指数は、東日本大震災時以降、最悪だった2011年8月の146に迫っていた。(先行き見通しの項目については、以下。)
この背景について、同研究所は最大の要因を「新政権の経済政策に対する期待と円安株高のさらなる進行で景況感が大きく改善した」としている。
また、商品等を購入するのに良い時か悪い時かを尋ねた2月の購買態度指数についても改善。2012年12月と2月を比較すると、「不動産」は106から116へ 、「自動車」は101から114、「耐久財」は113から120に改善いし)とすべての指数が上昇、改善となった。「不動産」は04年8月以来8年6ヶ月ぶり、「自動車」も10年6月以来2年8ヶ月ぶりの水準まで回復している。
なお、この調査は2月4日~16日の間、18歳から79歳の有効回収票1166件をもとにまとめられたもの。次回調査は203年5月に発表される。
- 先行き景況感・・・「よくなる」32,5%、「悪くなる」21,9%
- 雇用(失業不安)の見通し・・・「不安」62,8%、「不安なし」33,7%
- 収入先行き見通し・・・「増える」12,4%、「変わらない」44,1%、「減る」35,4%
- 物価見通し・・・「上昇」65,7%、「変わらない」20,1%、「下がる」1,9%