国交省は、このほど航空輸送サービスに関わる情報公開を行い、国内航空会社の運航状況や利用率などを発表した。
2013年(平成25年)1~3月の欠航率は、全体として前年同期よりも1.37ポイント上昇し2.34%(前年は0.97%)。欠航率の高い航空会社としては、ジェットスター・ジャパンが首位、次いで全日空(ANA)、エアアジア・ジャパンの順となった。
欠航の理由は、各社ともに天候が一番大きな理由をしめた一方、首位のジェットスター・ジャパンの理由は「機材繰り」。遅延率とともに同社の厳しい機材繰り状況がわかる。また、2位のANAの欠航理由は全体3.55%のうち2.80%が「その他」。これは、B787の運航停止による欠航便が相次いだ影響とみられ、前年同期の1.18%から倍増した。なお、JALも前年0.83%から1.59%に倍増している。
国交省は「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。
【特定本邦航空輸送事業者、2013年(平成25年)1~3月の欠航率(国交省資料より)】
【特定本邦事業者】
- 日本航空(JAL、ジェイエア、ジャルエクスプレス)
- 全日空(ANA、ANAウイングス)
- トランスオーシャン航空
- スカイマーク
- AIRDO
- スカイネットアジア航空
- スターフライヤー
- ピーチアビエーション
- ジェットスタージャパン
- エアアジア・ジャパン