日系LCC3社の2013年お盆期間(2013年8月9日〜18日)の利用実績がまとまった。各社ともこの1年で路線網を急速に拡大。今夏は就航直後の昨年と比較すると提供座席数も大幅に増加し、それにともなって旅客数も大きく伸ばした。なかでも、ピーチ・アビエーション(MM)は国内線、国際線とも利用率が90%を超え、好調な利用実績を残した。
▼ピーチ・アビエーション好調、国際線で旅客5割増
ピーチ・アビエーション(MM)は期間中、国内線で1日46便(往復)を運航。提供座席数は前年比107.3%増の8万2080席となり、同105.7%増の7万6821人の旅客を運んだ。利用率は93.6%。ソウル、香港、台北の国際線では1日12便(往復)を運航し、同50%増の2万1600席を提供。旅客数は同55.6%増の1万9881人となり、利用率は92%という高い実績を記録した。
▼ジェットスター・ジャパン、旅客数は10万人超で最多
ジェットスター・ジャパン(GK)は期間中、国内線で1日35便(往復)を運航し、前年よりも337.5%多い12万6000席を提供。これにともない、旅客数も同321.3%増の10万8657人と大幅に増え、3社のなかでは最も多い旅客実績となった。
▼エアアジア・ジャパン、国際線利用率79%で好調
ANAホールディングスによる新会社設立にともなって、今年10月末で運航を一時停止するエアアジア・ジャパン(JW)は期間中、国内線では同52.5%増の3万2400席を提供、旅客数は同44.3%増の2万7942人(同44.3%増)に達した。利用率は86.2%。国際線4路線では1万8000席を提供した結果、旅客数は1万4346人、利用率は79.7%となった。
参考記事>>>
お盆期間実績、国内線好調、国際線はJALとANAで明暗 -日系航空各社