【図解】訪日外国人数、年間の過去最多を更新、11月までの累計で3338万人に -日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2024年1月~11月の訪日外国人旅行者数(推計値)は3337万9900人となり、年間での過去最多を更新した。これまでの最高だった2019年の年間3188万2049人を11カ月の累計で上回った。2019年の同期間(1月~11月)の累計(2936万人)と比較すると、2024年は13.7%増で推移している。

2024年11月の単月では2019年比30.5%増の318万7000人(推計値)で、同月での過去最高を更新(2023年比は30.6%増)。2024年は10月以降、2019年比で3割増の推移が続いており、このペースで12月を終えれば、2024年は年間3600万人超での着地が見込まれる。

地域別では、韓国が最多で74万9500人(2019年比265.5%増)、続いて中国が54万6300人(同27.3%減)、台湾が48万8400人(同24.6%増)、米国が24万7500人(同66.1%増)、香港が22万7100人(同13.7%増)の順。

JNTOによると、先月に続き、紅葉期にあわせて訪日需要が上昇。中国や韓国、台湾、米国などで、前年同月に比べて増加したことが、総数を押し上げる要因となった。また、市場別の年間累計でも、23市場のうち、新たに韓国、香港、インドネシア、べトナム、フランスが、過去最高を更新。これにより、過去最高を更新したのは16市場となった。

航空データOAGのデータによると、2024年11月に国内主要空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)に到着した国際線は、便数が2019年比1.2%減の2万539便(255便減)、座席数が0.7%減の481万2009席(3万2783席減)。主要6空港を含む国内全空港の合計でも、便数は1.4%減の2万2560便(311便減)、座席数は0.4%減の519万8527席(2万1399席減)で、コロナ前の水準に近づいてきている。

主要6空港を個別で見ると、先月までの傾向と変わらず、羽田空港(32.0%増の4625便、座席数25.7%増の114万2903席)と、福岡空港(便数27.2%増の1817便、座席数38.1%増の40万2884席)の増加が突出。特に、福岡空港の座席数は2019年比で4割近く増えている。また、新千歳空港も(便数0.7%増の739便、座席数2.8%減の17万1399席)となり、便数が2019年水準を上回った。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTO資料(対2019年比)より

JNTO資料(対2023年比)より

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