リアルタイムで対応可能な学会参加者向けアプリ、ホテル業界初 -神戸ポートピアホテル

神戸ポートピアホテルは大型学会でのサービス向上を目的に、参加者向けの「おもてなしアプリ」を開発した。神戸ポートピアホテルによると、ホテル業界として初の試みだという。

従来の参加者向けサービスは、ホテル内のレストラン情報や市内の観光情報を「学会新聞」として制作・配布していたが、参加者1万人を超える大規模の学会ではきめ細かいサービスを提供することが難しいという反省があった。そこでアプリに周辺情報や観光案内のほか、SNSの特徴を活かし、双方向のコミュニケーションを可能とするコンシェルジュ機能を導入。参加者が直接ホテルに問い合わせをできるようにし、ホテルスタッフがリアルタイムに返信する。

例えば、ホテルのシャトルバス乗り場で混雑のためにバスに乗車できなかった利用客がコンシェルジュに問い合わせた場合、ポートライナーでのアクセス方法やタクシー乗り場の案内などを、地図を添付して案内できる。また、ホテル内のレストランの空き状況やメニュー内容の問い合わせにも随時対応。問合せ内容は蓄積し、利用者が画面上で閲覧できるようにする。

このほか、学会帳からのメッセージや事務局からのお知らせ、プログラム変更の案内などは、アプリを起動していなくても情報が届くようにしている。アプリは学会開催に伴い期間限定で配信し、無料ダウンロードできるようにしている。

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