外務省、香港中心部などでの集会・抗議活動に伴い注意喚起

外務省は、2014年9月29日付けで、香港における政治制度改革の検討に関連して行なわれている集会や抗議活動に伴い、注意喚起を出した。これは、渡航・滞在する人が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報で、個人渡航や旅行会社の主催旅行の禁止や退避を命令するものではない。

外務省の海外安全ホームページによると、9月27日には香港政府庁舎付近で学生団体を中心に数万人規模の集会が実施。28日からは「セントラル占拠」運動と称する活動関係者の呼びかけで、政府庁舎周辺など香港島内のアドミラルティ(金鐘)地区や市内各地で座り込みなどの抗議活動が行なわれている。一部では警察による強制排除によって逮捕者や負傷者も発生していることが報じられているという。

9月29日午前8時現在、デモ参加者がアドミラルティ、コーズウェイベイ(銅鑼湾)、ワンチャイ(湾仔)、九龍半島側のモンコック(旺角)の各地区などに留まっている。この影響で一部のバスやトラムが運休や運行経路の変更などを行なった。外務省では今後も何らかの影響や支障が生じる恐れがあるとし、最新の交通情報の確認を促している。

また、海外安全ホームページや在香港日本国総領事館ホームページ、報道を通じて最新情報の入手に努めるとともに、抗議活動が行なわれている場所に近づかないよう、安全確保を呼びかけている。

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