【図解】訪日外国人数、2015年2月は6割増で単月過去最多の138万人、春節期間の中華圏が大幅増

日本政府観光局(JNTO)によると、2015年2月の訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)は138万7000人で単月の過去最高を記録、前年同月比57.6%の大幅増となった。12カ月連続で月間100万人を超える数字で推移している。2015年2月は中国圏を中心とした旧正月休暇利用による旅行者増が大きく寄与した結果となっている(旧正月休暇の市場別比較を下記に記載)。


2015年2月の状況と前年推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

市場別でみると、首位は中国で35万9100人(前年比159.8%増)となり、中国として初めての月間30万人超えを記録、さらに全市場を通じて月間最高となった。2位は韓国で32万1600人(前年比38.9%増)、3位は台湾で27万7600人(前年比45.2%増)。圧倒的な伸びを示した中国のほか、香港でも10万9400人(前年比68.8%増)となり市場内の単月最高を記録している。

各市場別の数値は以下のとおり。

JNTO発表資料より

旧正月休暇(春節)の市場別比較は以下のとおり。JNTOは、春節の日付が変動するため、1月と2月の合計を比較して一覧。各市場が2ケタ増で特に2015年1・2月の中国からの訪日数が前年比で倍増しているのがわかる。

JNTO発表資料より

JNTOでは好調な結果を記録した理由として、旧正月休暇の影響のほか、継続する円安傾向、ビザの緩和や免税制度拡充の効果があるうえ、これらを活かした訪日プロモーションが奏功したとみている。また、3月下旬以降は春の花見シーズンを迎えることから、引き続き好調な推移が見込まれるとしている。

(トラベルボイス編集部)

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