東京・渋谷の訪日外国人向けWi-Fiサービスがエリア拡充、大規模災害時には未登録者にも開放へ ―東急電鉄など

東京急行電鉄が渋谷を訪れる外国人旅行者向けに運営している無料Wi-Fi利用サービス「Visit SHIBUYA Wi-Fi」では、2015年4月1日より渋谷駅周辺の提供エリアを拡充する。また、渋谷区と連携し、大規模災害発生時にはIDとパスワードなしで誰でも利用可能とする方針を明らかにした。

このサービスは、街の情報提供やSNSなどを介した旅行者間の交流促進による集客拡大と回遊の促進を目的として、2014年3月に開始されたもの。設備の運営・管理は従来どおり同エリアの商業施設のネットワーク整備に実績を持つイッツコミュニケーションズが行う。

4月以降のサービス提供対象エリアは以下のとおり。利用する際には各施設の案内所などでパスポートなどを提示し、IDとパスワードを取得する必要がある。


【Visit SHIBUYA Wi-Fi」サービス対象エリア】

▼従来の提供エリア

  • 東急・東京メトロ渋谷駅、渋谷ちかみち
  • 渋谷ヒカリエ
  • 東急百貨店本店
  • 東急百貨店東横店(3回、4階、地下1階は提供エリア外)
  • SHIBUYA109

▼2015年4月1日からの新規拡充エリア

  • 渋谷マークシティ(EASTモール、WESTモール、レストラン&ショッピングアベニュー。ただし地下1階、EAST2階は提供エリア外)
  • 渋谷地下街(通称:しぶちか)
  • モヤイ像周辺
  • ハチ公前広場(2015年4月中に提供開始予定)

なお、2014年3月のサービス開始以降、このサービスの利用者は2万人超を記録した。利用者実績を地域別にみると、1位は中国で16%、2位は欧州で15%、3位米国で10%。続いてタイ、シンガポールを含めアジア圏から旅行者のアクセスが6割を占めることが明らかになっている。国別の利用状況は以下のとおり。

東急電鉄およびイッツコミュニケーションズ:報道資料より

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