
日本政府観光局(JNTO)によると、2015年3月の訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比45.3%増の152万6000人だった。前月よりも13万9000人増となり、2カ月継続して単月での過去最高記録の更新に至った。
2015年3月の状況と前年推移は以下のとおり。

市場別でみると、首位は中国で33万8200人(前年比83.7%増)となり、昨月初めて記録した「月間30万人超え」を継続。2位は台湾で27万7900人(前年比33.2%増)、3位は韓国で26万8200人(前年比39.6増)。対前年比ではフィリピンが110.9%の大幅増を示したほか、香港が81.8%増、スペインが73.3%増、ベトナムが67.8%増とつづいた。ロシアを除く19市場でいずれも2桁以上の伸びとなり、3月の実績として過去最多となっている。
各市場別の数値は以下のとおり。

JNTOによれば、3月は東アジアや東南アジアでのビザ緩和策に加え、お花見に合わせた訪日旅行促進策や、ショッピングを目的としたプロモーションが奏功。同時に、主にヨーロッパでイースター休暇時期の変動による影響が好調要因につながったとしている。4月も引き続きお花見を目的とした訪日需要増が想定されるほか、イースター(2015年4月3日から6日)、清明節(2015年4月4日から6日)、ソンクラーン(2015年4月13日から15日)といった休暇利用による旅行者増が見込まれるとしている。
(トラベルボイス編集部)