ニューヨーク市観光局(NYC)は、夏の旅行シーズンに向け、ニューヨーク市内で無料、または手頃な料金で楽しめる観光情報の特設ページ「フリーイン NYC(www.nycgo.com/free)」を公式サイト内に開設した。
ホテル、アート&カルチャー、レストラン&シアター、観光割引チケットパス、交通機関などの分野でお得な情報をまとめて紹介。「年間を通してリーズナブルな価格で価値ある体験ができる観光素材が揃っているニューヨークをサイトで見てもらい、実際に来て満喫してもらいたい」(フレッド・ディクソンCEO) 考え。
ホテルの最新情報では、マンハッタン地区よりも割安なブロンクス、ブルックリン、クイーンズ、スタテン島の4つの行政区では、新規ホテルの約3割がオープンする予定。ビジネス利用客の少ない日曜日の夜や祭日、たとえば5月25日メモリアルデー、7月4日アメリカ独立記念日、9月7日レイバーデー等は、比較的手頃な料金で宿泊できることから、4地区での宿泊利用をアピールしている。
観光客に人気の「ブロンクス美術館」、クイーンズにある「ソクラテス・スカルプチャー・パーク」、スタテン島の「スナグ・ハーバー・カルチュアルセンター&ボタニカルガーデン」などの文化施設は、年間を通して入場無料なほか、通常は費用がかかる施設でも、「9・11 メモリアル・ミュージアム」は火曜の17〜20時が無料、「ニューヨーク植物園」は水曜が無料、「ニューヨーク近代美術館」は金曜の16〜20時が無料と、旅程を工夫したリーズナブルな旅を提案している。また、ニューヨーク市では、レストランと毎夏行っているキャンペーンを、今年も実施予定で、詳細が決まり次第紹介していくという。