【図解】訪日外国人数、2016年3月は単月初の200万人超え、花見やイースター休暇が需要をけん引

日本政府観光局(JNTO)によると、2016年3月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)が前年同期比31.7%増の201万人で単月過去最高を記録。初の200万人超えとなった。

この数字は、前回最高を記録した2015年7月の191.8万人を9万人以上うわまわるもの。2016年1月以降3月までの累計では前年比39.3%増を記録している。

2016年3月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

国籍別で2016年3月の首位となったのは中国で前年比47.3%増の49.8万人。次いで、韓国が前年比39.5%増の37.4万人、台湾が前年比18.2%増の32.8万人。中国は1月からの累計で147.2万人となり、前月の韓国に続いてすでに100万人超えを達成。また、シンガポール(42.6%増)やフィリピン(40.0%増)に加え、豪州(43.3%)が4割以上の大幅な伸びを記録している。

各市場の詳細は以下のとおり。

JNTO:報道資料より

JNTOでは訪日客の増加要因について、3月は桜の季節で訪日需要が高まりをみせたうえ、昨年4月だったイースター休暇が今年は3月となったことで欧米や一部アジアからの訪日旅行者増をけん引したとする。また、訪日プロモーションが継続して好調のほか、航空路線増大やクルーズの寄港増、燃油サーチャージの値下がりなども需要増に寄与したとしている。

4月は引き続きお花見需要に加え、中華圏の清明節やタイの正月(ソンクライン)などが増加要因となる予想。一方で、平成28年熊本地震の影響にも注視していきたいとしている。

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