2016年5月1日、世界観光機関(UNWTO)の本部事務局長アドバイザーに、国土交通省出身の亀山秀一氏が就任した。
亀山氏はこれまで、国土交通省・観光庁国際交流推進課長や日本政府観光局(JNTO)海外プロモーション部長、JNTOニューヨーク事務所長などを歴任。長年にわたり観光行政に深くかかわってきた。
今回の就任は、日本人ではじめてUNWTOトップの事務局長に直接アドバイスをおこなうことができる重要なポジションと役割を担うもの。スペイン・マドリードのUNWTO本部に勤務し、同機関の政策や大規模イベントなどの特命への貢献をおこなっていく。
現在、UNWTOへの加盟国は157か国。日本は1978年に加盟後、2015年9月、25年ぶりに理事国となった。今回の同氏の就任により、国際観光分野における日本の情報収集や発言権の強化が期待されている。