山梨の老舗「玉屋旅館」が破産開始、2014年5月から営業停止、身延山近くで精進料理を提供する有名旅館

山梨県・身延町の玉屋旅館は2016年6月1日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約7500万円、債権者は11名。

玉屋旅館は1897年(明治30年)創業の老舗旅館で、身延山近くで参拝客や観光客に精進料理を提供する旅館としてメディアで取り上げられていた。2000年3月期には売上高約1億3500万円を計上していたが、近年は利用客が減少。2013年3月期は売り上げが2947万円に落ち込み、赤字決算が続いて債務超過に陥った。資金繰りは逼迫し、後継者もいないことから2014年5月に営業を停止。2015年7月には不動産の差し押さえも行なわれていた。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…