泣ける花火動画、心震える「長岡まつり大花火大会フェニックス」
2回目となる動画ピックアップのコラムで、今回ご紹介する動画は新潟県の「長岡まつり大花火大会」。このスゴさは、文章や写真ではなかなか分かりにくい。この感動は、動画のチカラでこそ伝わるものではないかと思います。
文章には文章の、写真には写真のチカラがあります。そのチカラの源となるのは想像力の熱量だと思います。文章では行間を読む想像力、写真ではビジュルの背後を読む想像力。人はそれを自分なりに組み立て、自分のストーリーを創造します。
この動画は、花火ひとつひとつの美しさのみならず、平原綾香さんの「ジュピター」と打ち上げタイミングのシンクロ具合も素晴らしく、その壮大なドラマは鳥肌モノ。はじめて見た時、見終わった後に思わず泣きそうになっている自分に驚きました。
5分48秒のこの動画は、2004年に発生した新潟県中越地震からの復興祈願として毎年行われているプログラム「フェニックス」。南北2kmにわたるスペクタクルな花火ショーをHDで美しく撮影しています。プロの仕事ですねえ。
長岡まつり大花火大会の動画はいくつもアップされていますが、今回選んだものは、ワイドな画面で長岡市の夜景と花火を一緒にとらえており、街の風景が花火のスケール感をさらに際立たせています。
長岡花火大会 2015 復興祈願花火 フェニックス (Youtube:約6分)
Nagaoka Fireworks Festival 2015 Phoenix
日本の花火技術は世界的にも高い評価を受けており、長岡まつり大花火大会は、秋田県大曲の全国花火競技大会などともに、日本のみならず世界にもその名が知れたイベントになっています。花火を見るために日本を訪れる外国人旅行者がもっと増えても不思議はないですね。
日本人にとって花火といえば夏の風物詩。家族との思い出、恋人との思い出、花火はいろいろな夏の思い出を郷愁とともに蘇らせてくれます。今年の長岡まつり大花火大会は8月2日と3日に開催されます。
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トラベルジャーナリスト 山田友樹