宮古島の海を空中散歩、ドローンが創り出す圧倒的な臨場感
夏本番! みなさん、どこか旅行に出かける予定はありますか?
今回ご紹介するのは、宮古島のドローン空撮です。ドローンの登場によって、撮影の視野が広がり、表現の自由度が増しました。いわゆる鳥瞰ですね。「鳥のように飛んでみたい」という空想を、ドローンの広角カメラが代行してくれます。飛行機やヘリコプターの空撮では視点が高すぎて、臨場感が薄れてしまいますよね。
撮影は現地で空撮を手掛けるCine Aerialさん。紺碧の海にかかる来間大橋、隠れ家的ビーチの吉野海岸、白亜の灯台が映える東平安名崎、スタンドアップパドルボートやジェットスキーといったアクティビティーも鳥の目線で俯瞰しています。
沖縄・宮古島ドローン空撮(Youtube:約5分半)
各種調査によると、海外ではやはりビーチリゾートの予約が伸びているようです。定番のハワイやグアムのほかに、直行便が飛んでいるベトナムのダナンなども人気が高まっているようです。でも、日本のビーチリゾートも捨てたもんじゃない。特に宮古諸島と八重山諸島を合わせた先島諸島は、その海の美しさ、文化の豊かさ、非日常感など世界でも第一級のビーチデスティネーションでしょう。
動画でさえ、吸い込まれていきそうな青い海。濃く、淡く、深く、浅く、その青のグラデーションを見ていると、なるほど、沖縄地方にニライカナイの思想が生まれたのも頷けます。生命の源である神界。生者の魂が生まれ、死者の魂が帰る楽土。こうした土着の風習は後世に伝えて、守っていきたいものです。
トラベルジャーナリスト 山田友樹