エティハド航空を含むエティハド・アビエーショングループと、世界的な大手旅行グループのTUIグループは、ヨーロッパを拠点とするレジャーエアライングループの構築に向け、協議を行なっていることを発表した。
新航空グループではドイツとオーストリア、スイスを拠点に、世界各地に直行便を就航。運航はエティハド航空のノウハウを活用し、販売はTUIの流通網でサポートする予定だ。TUIflyが、エティハド航空が29.21%の株式を有するエアベルリンにウェットリースしている機材を、新航空グループに移行することなどが協議されており、3社は近いうちに基本合意することが見込まれている。
なお、TUIグループは従業員数7万5000人、年間の利用客数は3000万人で、グループにはホテル300軒以上、クルーズ14路線、航空会社6社、1800以上の旅行会社とオンラインポータルを有する。一方、エティハド・アビエーショングループは従業員数は2万6000人以上。エアベルリンのほか、アリタリアやヴァージン・オーストラリアの少数株式を有している。