ヴァージン・グループは2014年に立ち上げた傘下のクルーズ会社ヴァージン・クルーズについて、新社名「ヴァージン・ヴォヤージュ」を発表した。3船のクルーズ船の造船契約をイタリアの造船所フィンカンティエリと正式に締結し、最初の客船で2020年の就航を目指す。
ヴァージン・グループ創設者のサー・リチャード・ブランソン氏はヴァージン・ヴォヤージュについて、「海の上で最高のバケーションを届ける課題を与えられた。クルーズの未来を象徴する船で皆さまを迎える日を心待ちにしている」と語り、クルーズ産業に前向きな変化を起こす意欲を示した。
それを体現する一つが新造船。クルーズ会社として初めて、クリーンエネルギーで世界的に知られるというクライメオンと提携し、低グレードエネルギーをクリーンな電気に変えるシステムを船内に導入。これにより、船1隻あたり年間5400トンのCO2削減が推計されるといい、これは18万本の木が30年間で吸収するCO2量に相当するという。
2020年の初就航はマイアミ港に入港。乗客定員2700人超、乗員1150人超にて、カリブ海で様々なクルーズを運航する予定だ。
https://vimeo.com/187810972