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日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数の推計値を東アジア主要4か国/地域(韓国・中国・台湾・香港)でみると、2016年9月は韓国が前年比42.8%増の43万600人、中国が同6.3%増の52万2300人、台湾が同14.7%増の34万7500人、香港が同13.6%増の13万900人。4か国・地域とも9月として過去最高を記録。中国は1月からの累計で500万7000人に達し、3ヵ月前倒しで昨年の累計を超えた。
韓国・中国・台湾・香港の直近12カ月の推移は以下のとおり。
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JNTOでは韓国について、旧盆休暇(秋夕)で旅行者が増加したのと同時に、新規航空路線の就航などが好影響につながったとしている。中国では台風の影響などでクルーズ船のキャンセルが発生し、1ケタ台の伸びとなった。台湾では航空路線の新規就航や沖縄へのクルーズが好調。また、中秋節が昨年よりも長かったことで海外旅行需要につながった。香港でも、航空路線の新規就航や増便が寄与。海外旅行のオフシーズンにも関わらず2ケタ台の増加を示した。
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