アラブ首長国連邦のドバイ国際空港はこのほど、2016年の年間国際線利用客数が前年比7.2%増の8365万4250人に至ったことを発表した。これにより、2014年から連続して国際線利用旅客数で世界一になった。
2016年は、ネパール航空やロシア航空が新たに同空港から就航。さらにフライドバイ航空やエミレーツ航空が路線を拡大し、就航先が11箇所増加したことも利用者増に貢献した。
ドバイ発で旅行客数最多の渡航先はインド。2016年は10.1%増の1144万215人を記録した。2位はサウジアラビアで前年比11.3%増の608万6158人。3位は英国で前年比6.7%増の606万1342人だった。都市別の最多はロンドンの375万1596人、2位がドーハの299万9762人、3位がムンバイの235万7103人。
なお、同空港は2016年のフライトあたりの平均乗客数(前年比4%増の209人)も世界最多。2017年の利用旅客数が8900万人に達すると予測しており、全利用旅客数でも上位のアトランタと北京に迫る勢いをみせている。