京阪津ツーリストが破産開始、負債総額6億円、法人需要の減少や競争激化で ―商工リサーチ

東京商工リサーチによると、京都や滋賀、大阪を拠点に営業していた旅行業「京阪津ツーリスト」が2017年4月3日、滋賀・大津地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は推定6億円。

同社の設立は1966年。2001年に帝産湖南交通のグループ傘下になり新体制に移行した。

各拠点で法人向け営業を展開するほか、大手旅行会社のパッケージ商品などを扱うことで売り上げを伸ばし、1996年9月期には売上高約51億円を計上していた。しかしその後、法人の需要減少や同業との競争激化などによって業績が悪化。2015年9月に本社機能を京都市から滋賀県草津市に移して拠点や人員の集約などを進めたが、業績改善が見込めず事業継続を断念。今回の措置となった。なお、グループ企業の帝産湖南交通は営業を継続している。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…