エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は2017年4月14日、子会社「H.I.S. SUPER電力」による発電事業への着手を取締役会で決議した。宮城県角田市にバイオマス発電所を新たに建設し、発電した電力は固定価格買い取り制度を活用して、電力会社に販売するもの。売電の開始は2019年7月を見込む。
エイチ・アイ・エスとハウステンボスは2017年2月に、発電事業子会社「H.I.S. SUPER 電力(仮称)」を共同出資で設立することを発表。再生可能エネルギー利用による発電の事業化を検討していた。
発表された発電所の建設予定地は宮城県角田市で、敷地面積は2万160平方メートル。設備出力は4万1100キロワット、想定年間発電量は約35万mwh。投資金額は約90億円。名称は「角田バイオマス発電所(仮称)」としている。
同社は今後、発電所の用地造成や基本設計を実施する予定。新事業が2017年10月期通期連結業績に与える影響は現在精査中であり、来期以降は収益増に寄与する見通しとしている。