デルタ航空(DL)は、航空券購入後の追加アップグレードや付帯サービス(アンシラリーサービス)購入について、チケット購入時の流通経路などに関係なく、より柔軟な選択肢を提供する方針を採用した。例えば、デルタ航空から直接購入するのではなく、外部サービス経由で航空券を購入した場合でも、追加料金を支払ってデルタ・コンフォートプラスやファーストクラスへ座席をアップグレードすることが可能だ。
またアップグレードや追加サービスは、航空券の全区間を対象とする必要はなく、例えば復路、あるいは乗り継ぎ便の一部区間のみアップグレードするなど、より柔軟に選ぶことができるのが特徴。追加購入分の支払いについても、最初に航空券を購入したときとは異なる方法を選択できる。
デルタ航空では、今回の新方針について「すべては旅客の選択肢をさらに拡充するため」(ロンダ・クロフォード副社長、グローバル流通&デジタル戦略担当)と説明。特に法人利用客から、航空券購入時の経路などに関係なく、追加サービスを自由に選択できるシステムを要望する声が強かったとしている。
アップグレードやアンシラリーの追加購入を希望する場合は、直営サイトのデルタ・ドットコムにアクセスするか、デルタ予約窓口に電話する。この際、航空券購入時に使用したサービスなどは不問。また、同社のアプリ「フライ・デルタ」でも、同様に追加購入サービスの取扱いが可能になるよう準備中だ。