日本旅行業協会(JATA)は、2014年に制定した「7月1日 旅の安全の日」について、今年の取り組み内容を発表した。
「旅の安全の日」とは、夏の旅行シーズンを控える時期に、安心・安全な旅行に向けた取り組みを推進するもの。国内、訪日、海外旅行について危機管理の重要性を認識するとともに、自主的に安全管理を強化することで消費者に対して安心な旅行を提供することを目指す。
2017年7月1日には業界全体として、緊急連絡連絡体制の確認や事故発生を想定した滞在者数確認などの模擬訓練を実施(今年で 4 回目、昨年は 165 社が参加)。省庁への集約結果報告や緊急対応時の課題共有をおこなう。また、6月22日には外務省との共催で「添乗員のための安全対策セミナー」をはじめて実施。7月6日には「旅行会社向け安全対策セミナー」も実施する。そのほか、PRステッカーや保険加入促進ポスター、外務省「たびレジ」販促ポスター、ゴルゴ13安全マニュアル促進ツールなどを配布する。
また、一般消費者向けには、JATAホームページを介して安心・安全に関する情報発信を強化。6月下旬から7月上旬にかけて全国紙での記事広告を掲載するほか、福岡空港での「たびレジ」登録販促活動や空港内モニターでのスライド投影などをおこなう予定だ。