米エクスペディアは、同社予約サイトで特定の野生動物と触れ合うアクティビティの予約を取り止める発表をした。これは、野生動物保護団体による指導を受けて実施するもの。今後、数カ月にわたって厳格な見直しを行い、エクスペディア予約サイトおよびその他流通チャンネルから関連アクティビティを排除していく。
また、エクスペディアは今年末に新たに「ワイルドライフ・ツーリズム・エデュケーション・ポータル」を立ち上げることも発表した。このポータルサイトでは、予約可能なアクティビティには野生動物と触れ合う機会があるかどうかが分かるほか、ワイルドライフ・ツーリズムや動物福祉について学べるサイトのリンクも充実。また、福祉について幅広く学べるコンテンツや野生動物保護に参加する方法についても情報提供している。
エクスペディアは、旅行者に動物福祉についての情報を積極的に提供しており、さまざまな動物保護団体、水族館、動物園などと協力していくことで、野生動物アクティビティに関わる動物の保護にも取り組んでいく考えだ。