Google(グーグル)はこのほど、ストリートビューで国際宇宙ステーション(ISS)をバーチャル見学できるようにした。ISS内部の様子や宇宙からみた地球の様子を見ることができるもの。
欧州宇宙機関の宇宙飛行士トマ・ペスケ氏が、地上420 km上空の宇宙空間に浮かぶISSに滞在中、無重力空間で撮影した画像を使用したもの。通常の撮影機材ではなく、ISSに搭載されている機材を使って無重力環境で画像を撮影・収集する方法をグーグルチームとNASAが協力して開発。撮影した静止画を地球に送信後、張り合わせて360度パノラマ画像に仕上げた。
また、今回ストリートビューでISSを探索するとポップアップで表示される「注釈」の作成は、初の試み。例えば宇宙飛行士が食事をとる場所や体力トレーニングをおこなう場所などが分かるようになっている。
ストリートビューでは、ISSを構成する15のモジュールのうち複数を公開。以下から参照できる。
▼キューポラ観測モジュール
▼米国実験棟
▼ノード1(ユニティ)
なお、グーグルでは今回のストリートビュー画像撮影のメイキングビデオも公開している。