日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数の推計値をオーストラリア・アメリカ・イギリスの比較でみると、2017年6月はアメリカが同10.1%増の13万8000人、オーストラリアが前年比7.6%増の3万2500人、イギリスが同4.0%減の1万9500人。アメリカとオーストラリアは6月として過去最高を記録した。
オーストラリア・アメリカ・イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOでは米国について、現地メディアなどを通じた日本の魅力の露出増が訪日客数の増加に寄与したとしている。一方、英国については日本人による訪英旅行の需要増加に伴い、日英路線にて英国発の割り当てが減少。日本行き座席の確保が難しくなった背景などを理由に十分に訪日需要を取り込めず、前年比マイナスとなった。
豪州は各種メディアやウェブサイトなどを通じた日本の露出強化、集中・継続的な訪日プロモーションが安定的な訪日需要喚起につながったとしている。