各国の統計機関によるデータにもとづき、日本人出国者数を韓国、台湾、香港の3市場比較でみると、2017年9月は韓国への出国が前年比5.4%増の21万9900人。台湾は4.2%増の16万4400人、香港が同16.4%増の11万7900人だった。
韓国は2016年2月に2012年8月以来42カ月ぶりにプラス遷移(1.3%増)を記録。その後、同6月から2017年3月まで前年比2ケタ増の伸びで継続していたが、4月以降はマイナス推移の展開に。2017年8月以降は再度増加に転じ、20万人以上を記録している。台湾は前年比増減を繰り返す展開が続く一方、香港は2017年2月以降は安定的な伸びがみられている。
渡航先別・日本人出国者数の直近12カ月推移グラフは以下のとおり。
なお、中国は2016年2月時点で10.3%増の18万3000人。その後の数字は未発表となっているため本グラフからは除外している。