インターコンチネンタル、高級ホテル「リージェント」株を取得、最上級ブランドとして40軒以上の開業を計画

インターコンチネンタル ホテルズグループ(IHG) は、リージェントホテルズ&リゾーツの株式51%を現金3900万米ドル(約41億3000万円)で取得する。残り49％の株式については、2026年から段階的に取得する見込みだ。

IHGは、「リージェント」ブランドをIHGが保有するホテルブランドの中で最高級ブランドに位置付け、リージェントのグローバルな成長を加速させる。まず、インターコンチネンタル香港の大規模改装に2020年はじめから着手し、2021年にリージェント ホテルとしてオープンする。長期的には、リージェントブランドを世界の主要なゲートウェイ都市とリゾート地で展開し、現在の6軒から40軒以上に拡大していく考えだ。

IHGでは、リージェントの獲得を600億米ドル規模で急成長するラグジュアリーホテル市場における足固めと新戦略構想のひとつとして位置づける。2017年度決算発表で示されたとおり、この戦略推進に関しては、実行力を高める専門部門を新設し、IHGの効率化プログラムより投資する。

株式取得に際し、IHGのキース・バー最高経営責任者は、「急速に成長するラグジュアリーホテル市場において、世界展開を拡大できる大きな可能性があると見込んでいる。IHGのブランドポートフォリオに、『リージェント』ブランドを加えることで、グローバル成長を加速させたい」とコメントしている。