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ウェブサイト分析ツール「シミラーウェブ」は、このほど、日本における外資系旅行サイトの分析レポートを公開した。ブッキング・ドットコム(Booking.com)やエクスペディア(expedia.co.jp)、ホテルズドットコム(jp.hotels.com)、アゴダ(agoda.com)などのOTAサイトについて、国内利用状況を比較したもの。分析対象期間は2017年3月から2018年2月まで。
それによると、月間訪問者数(セッション数)はブッキング・ドットコムが301万4000人、エクスペディアは236万5000人、ホテルズドットコムは64万3203人、アゴダは83万7273人。4サイトのうち、月間訪問者数のほか、ユニーク訪問者数、訪問者の平均ページ閲覧数(ページ/訪問者)はブッキング・ドットコムが最大。直帰率が最少なのもブッキング・ドットコム。一方、エクスペディアは平均滞在時間が20分24秒ともっとも長い結果となった。
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また、旅行料金比較をおこなうメタサーチなど参照元サイトからのトラフィックも分析。たとえば「トリバゴ」からこれら4サイトへの流入は29.4%で、その内訳はブッキング・ドットコムへの流入が30.5%、エクスペディアが43.1%。「トリップアドバイザー(tripadvisor.jp)」や「トラベルコ(tour.ne.jp)」など旅行関連サービスからの流入に加え、アフィリエイトサービス「バリューコマース」からエクスペディアへ、ポイント交換サービス「ハピタス(hapitas)」からブッキング・ドットコムへのトラフィックの割合が多い結果となっている。
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シミラーウェブでは、約4億5000万デバイスから得た行動データを通じ、業界トレンド把握や競合他社の分析ツールを提供。今回の結果は同社が「SimilarWeb PRO」を用いて出力した。