コマースマーケティングのクリテオ(Criteo)はこのほど、2018年第1四半期のオンラインショッピング動向調査の結果を発表した。日本を含む世界80か国以上の小売業者のブラウジングや購買データを分析したもの。
それによると、日本のECサイト売上は、スマートフォンが前年同期比9%増、タブレットが3%増となった一方、PCは9%減。スマホとタブレットを含むモバイルの割合は4%増の55%に至った。
また、日本と韓国を含む北東アジアでは、EC取引環境のうちモバイル版ウェブが26%、アプリが50%、PCが24%となり、ここでもモバイル経由が約8割を占める結果に。世界的にみるとアプリ内の決済は22%増となり、モバイルECのうち44%を占めたという。
なお、購買行動に至るルートをみると、オンラインとオフラインを組み合わせたオムニチャネルの消費者は全体の7%、オンラインのみの顧客は44%、オフラインのみの顧客は49%。ただし、実際の売上ではオムニチャネル経由が全体の27%、オンラインが24%、オフラインが49%に。オムニチャネル経由は消費者数が少ないにも関わらず、大きな売り上げにつながっていることが分かった。