世界の絶景にそっくりスポットをAI(人工知能)で提案、トリッピースらが公開、画像解析から自動表示で

トリッピースと「ソックリトリップ制作局」は、世界の絶景画像から日本の絶景画像をレコメンド表示する「ソックリトリップ」を公開した。

トリッピースの持つ旅行のナレッジや世界各地の絶景画像や情報を活用し、注目の高い「世界の絶景」から、日本を再発見しようという趣旨で開発したもの。同サイトに世界の絶景画像をアップロードすると、画像解析APIを利用して作成したAI(人工知能)が、候補画像の中からその風景にそっくりな日本の絶景を自動的に表示する。「こんなところが日本にあったのか」という驚きの体験を通し、日本の魅力的なスポットへの関心を促す。

発表資料では、「天国に一番近い島」で知られるニューカレドニアのウベア島と隣島を結ぶ橋の画像に対しては、沖縄県の古宇利大橋。イタリアのアルプスで「ドロミテの宝石」と例えられるカレッツア湖に対しては、福島県の五色沼を表示した例を紹介している。

発表資料より

ソックリトリップ制作局は、「日本人自身が日本の魅力を再発見する」という理念のもと広告会社やウェブ制作会社、PR会社などに所属する有志のメンバーで発足。同制作局が実施した日本人の意識調査で、日本の魅力について「よく知らない」との回答は70.4%、「外国人に日本の魅力をアピールできる」は22.6%で、日本人にも日本の魅力が知られていない現状が明らかになった。

同制作局とトリッピースでは「ソックリトリップ」を通し、日本人の日本に対する魅力理解の浸透と、日本を観光地として誇れるようになることを目指すとしている。

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