近鉄グループのホテル事業会社で、国内外に23施設の「都ホテルズ&リゾーツ」ブランドを展開する近鉄・都ホテルズは、ホテル直販宿泊予約の収益拡大を目的に、ホテル向けEコマースソリューションを提供するD-EDGEホスピタリティ・ソリューションズ(D-EDGE)と戦略的契約を締結した。 ※写真は9月22日に新規オープンした「都ホテル博多」
D-EDGEは、ホテル直販予約サポートの大手2社「ファストブッキング(Fastbooking)」と「アベイルプロ(Availpro)」が合併し、2019年2月に誕生したホテル向け直販サポートのテクノロジープロバイダー。両社の強みを組み合わせ、テクノロジーとマーケティングの相互作用で、検索から予約までホテルオンライン流通に関わるプロセス全体をカバーするEコマースソリューションを、クラウドベースで提供するのが特徴だ。
主要プロダクトは(1)セントラル予約システム、(2)データインテリジェンス、(3)500を超えるCRMやOTA、PMSとの連携(コネクティビティハブ)、(4)デジタルメディア、(5)ウェブサイト制作の5つで構成。現在、契約ホテル数は100以上の国々の約1万1000軒にのぼり、欧州で1位、グローバルで第3位のシェアを獲得している。
近鉄・都ホテルズとD-EDGEは今回、ビジネス促進と利益率の高い収益獲得を図り、(1)トラフィックの生成、(2)ウェブサイトの効率化、(3)コンバージョンをサポートする「ITインフラプラットフォームスイート」で契約。
増加するインバウンド旅行者向けの多言語対応と、各デバイスに合わせて最適表示に切り替えるレスポンシブウェブサイトを開発するように設計した「デジタルマーケティング/トラフィック獲得プログラム」を用い、予約エンジンへのクリック率を最大化する。予約エンジンは36言語とマルチ通貨に対応し、ペイペントゲートウェイに接続。近鉄・都ホテルズのサイト訪問者を、予約成立に導く。
なお、D-EDGEは現在、20か国以上でローカライズしたサポート、サービス、ツールを提供。350人の専門チームと500人以上のパートナーからなるグローバルネットワークを拡大し、ホテルのオンラインビジネス拡大をサポートしている。
問い合わせ先:communication@d-edge.com
記事:トラベルボイス企画部