小田急、観光型MaaSアプリの機能拡充、デジタル箱根フリーパスに子ども料金、チケット譲渡機能も実装

小田急電鉄は、MaaSアプリ「EMot」の電子チケットの種類および機能を拡充する。

2020年7月20日から「観光型MaaS」として提供している「デジタル箱根フリーパス」にこども料金と英語版(おとな・こども)を導入するほか、8月17日からは新たに箱根湯本駅近くにある温浴施設「箱根湯寮」のお得な電子チケットを発売。さらに、デジタル箱根フリーパス各種を対象に、代表者がチケットをまとめて購入し、メールなどで共有ができる「チケット譲渡機能」も実装する。

昨年の台風被害からの復旧を進めていた箱根登山鉄道は7月23日に全線で運転が再開される。

このほか、「MaaS×生活サービス」では、飲食サブスクリプションの実証実験を再開し、チケットの対象店舗「箱根そば」で引き換えられる対象メニューを拡大する。

なお、小田急は現在、「EMot」を活用した3つの実証実験を実施しているが、観光型MaaSと郊外型MaaSの実証実験を2020年12月31日まで、MaaS×生活サービスの実証実験を2020年10月31日まで延長し、事業化に向けた検証を進める。

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