2020年11月25日から27日まで、中国・上海で旅行業界の大規模イベント「トラベルデイリー・カンファレンス&デジタルトレードショー2020」が開催される。中国で旅行業界メディア「トラベルデイリー」や「チャイナ・トラベルニュース」を運営するトラベルデイリーの主催でおこなわれるもの。当初は9月開催の予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響で、時期を11月にずらして開催されることになった。
今年の同イベントのテーマは「シナジーを伴う業界再構築(Rebuild with Synergy)」。
コロナ禍の影響を強く受けて世界的に勢いを失っている観光産業は、いま、マーケティング予算の削減や新規顧客の獲得、想定していた新サービスの発表を遅らせるといった対応に迫られている。そこで必要になるのは、デジタルイノベーションの推進や、リスクに耐性のある製品・マーケティング戦略の創出だ。また、長期的な視点で業界に機会をもたらす業界再編の検討や、多様化する市場や個人の要求に適切に応じながら、企業体の回復力を高めるような取り組みが求められている。
このような状況を受け、今年のトラベルデイリーのメインフォーラムでは、「次世代の旅行」「不確実な時代における確実性の発見」「テック・ドリブンの時代とは」など、さまざまな課題解決につながる多彩なセッションを用意。中国大手OTAトリップ・ドットコムグループのジェーン・スンCEOのほか、美団グループでホテル予約事業をリードするKevin Guo氏、中国南方航空の副CIOを務めるWenqiang Huang氏、民泊事業「途家」COOのBruce Wang氏など、様々な分野のリーダーが登壇する。
「TravelDaily(トラベルデイリー)2020」開催概要
- 開催日:2020年11月25日・26日・27日
- 会場:上海国際コンベンションセンター
- 特設サイト:トラベルデイリー・カンファレンス&デジタルトレードショー2020
このイベントは9月開催が11月延期となったが、現在(2020年8月6日) のところ上海会場での「リアル開催」がおこなわれる点については変更がない。一方で、現時点では、日本から中国への渡航について、外務省から「レベル3:渡航中止勧告」が継続して発出されている。日本在住者が参加を希望する場合、日本の外務省および中国当局による最新情報を確認のうえ、渡航制限の内容を慎重に判断しての申し込みが必要だ。
※トラベルボイスは「トラベルデイリー・カンファレンス&デジタルトレードショー2020」の公式メディアパートナーとなっています