エアビー、政府や観光機関向けと直接接続可能な情報ツールを開発、民泊の特性データの戦略立案へ情報提供

image via Shutterstock.

民泊エアビーアンドビー(Airbnb)は、政府や観光機関向けに、同社プラットフォームと直接接続可能なソリューション「City Portal」をリリースした。このポータルは、リアルタイムなAirbnbコミュニティの状況を把握し、地域の経済活性化に役立つ情報や分析を提供するもの。

具体的には、City Portalのダッシュボードには、短期バケーションレンタル市場の特性が把握できるデータ、税務協定を結んでいる都市での観光関連の税収などが含まれることから、政府が短期バケーションレンタルに関する戦略や規制を構築する際に役立つツールとなる。

また、エアビーが提供している近隣住民へのサポートホットラインや法施行ポータルといった情報源にもアクセスが可能。たとえば、安全性の問題を解決するためのツールもこのポータル上で提供されている。さらに、City Portalを通じてエアビーのチームメンバーに直接アクセスし、地域で発生した問題について対面でサポートする機会も提供する。

City Portalは現在、第1段階として、北米でバッファロー、カルガリー、マイアミ・デイド郡、ニューオリンズ、パームスプリングス、ノースカロライナ州ローリー、サクラメント、シアトル、サンフランシスコ、バンクーバーの先行都市で導入。また、パートナーとして、7つの観光局も参加している。

なお、エアビーは、「体験」のラインアップに新たに「フィールド・トリップ」を加えた。主に、子供の課外授業に関心のある親をターゲットとする。現在のところ、世界20カ国75以上の「体験」プログラムが提供されており、日本では江東区の「折り紙と日本の本質を学ぶ」が提供されている。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…