世界大手のクラウドソリューション企業のセールスフォースは、ビジネスチャットなどコミュニケーションプラットフォームを展開するスラック・テクノロジーズを買収すると発表した。買収額は約277億ドル(約2兆9000億円)。買収後、スラックはセールスフォースの営業部門となり、スラックの共同創業者でCEOのスチュワート・バターフィールド氏が事業を率いる。
セールスフォースは、企業向けにSaaS型CRMソリューションを提供しており、これまでも企業買収を重ねてきた。スラックは、企業向けコミュニケーション・プラットフォームを構築し、スターバックス、ターゲット、TDアメリトレードなどの有名企業をはじめ、学術機関、非営利団体、自治体など世界150カ国の顧客にサービスを提供している。
今回の買収により、スラックは、セールスフォースのプラットフォームとエコシステムを形成している2400以上のアプリとシームレスに接続することが可能になる。
※ドル円換算は1ドル104円でドラベルボイス編集部が算出