位置情報で多層的な価値を生み出す「メタ観光」で観光組織が発足、新たな観光価値の運用へ

情報社会の新たな観光である「メタ観光」の実現と普及を目指し、メタ観光推進機構が設立された。メタ観光とは、GPSの位置情報上に、本来有していた歴史的・文化的文脈に加え、複数のメタレベル情報を付与することで、多層的な観光的価値や魅力を一体的に運用する観光。

スマートフォンの地図サービスは、ガイドブックに掲載されてない場所を見つけて、訪れることを可能にし、アニメ聖地巡りや写真映えするスポットを目的とする新たな観光の形が広がっている。 また、「Pokémon GO」に代表されるスマートフォン向け位置情報ゲームアプリの登場によって、リアルな世界だけでなく、バーチャルな情報を目的とした観光も生まれた。

メタ観光推進機構は、このような情報社会の変化とその広がりのなかで形づくられる新しい観光のあり方を目指していく。

メタ観光の概念図(報道資料より)機構の業務として、調査研究、コンサルティング、メタ観光資源開発、人材育成、顕彰事業などを実施。また、今年3月には法人発足を記念してオンラインシンポジウムを開催する。

代表理事は、元トリップアドバイザー代表取締役で現在グッドイートカンパニー取締役CSO、日本政府観光局デジタル戦略アドバイザーを務める牧野友衛氏。

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