熊本県・黒川温泉、「あか牛ファンド」設立、食べることで草原を維持する資源循環、1食50円を寄付

熊本県南小国町の黒川温泉旅館協同組合はこのほど、地元の特産品「あか牛」を軸とした資源循環の取り組み“つぐも”プロジェクトを始める。あか牛の頭数を増やし、放牧する草原を維持する手段として「あか牛ファンド」を設立。地元農家と連携し、黒川温泉の加盟店で対象の「あか牛プラン・メニュー」を食べてもらうことによって、1食につき50円を寄付する仕組みで、寄付金はあか牛(雌牛)の購入やPR、イベントに活用する。

プロジェクト名の“つぐも”は、「継ぐ」と「牛(モー)」を意味する造語。黒川温泉で阿蘇の景観を楽しみ、湯に浸かり、あか牛を食べてもらう循環を作り出すことで、地域の経済や雇用、文化を守り、継いでいく“次の100年”を目指す。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…