フランス観光親善大使に辻仁成氏、コロナ禍の情勢や情勢の情報発信が評価、パリ在住20年

フランス観光開発機構はこのほど、フランス在住の作家・ミュージシャンの辻仁成氏を2021年度フランス観光親善大使に任命した。フランス観光親善大使は、フランスにゆかりのある著名人の個人的な視点からフランスの魅力を発信してもらうことが目的で、これまで45名が任命されている。

辻氏は2000年度初頭よりパリ在住。ブログやSNS、自身が立ち上げたウェブマガジン「Design Stories」を通じ、フランスでの日常生活のほか、コロナ禍にある世界やフランス情勢についても、ポジティブな視点から精力的に発信を続けていることなどが評価された。

任期の間、辻氏はフランス各地の見どころについて発信する予定。ウェブマガジンを中心に、フランス観光開発機構の公式サイトFrance.fr 内に設けるフランス観光親善大使特設サイトとも連携する。

辻氏は就任から2日後の5月30日、セーヌ河のクルーズ船からオンラインコンサートを配信。就任を報告し、エッフェル塔やオルセー美術館などパリの名所のガイドも行った。辻氏は「パリに暮らし始めて20年が経ち、僕の息子もここで生まれ、来年は大学生になろうとしている。フランスに育ててもらったというのもあり、何かフランスに恩返しができたらと思っていた。フランスの素晴らしさを僕なりに解釈して伝えていきたい」などとコメントしている。

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