ブッキング・ホールディングスは2021年第2四半期(4月~6月)の営業実績を発表した。それによると、売上高は前年同期比243%増の22億ドル(約2420億円)となったものの、当期損益では前年同期の1.2億ドル(約132億円)の黒字から1.7億ドル(約187億円)の赤字に落ち込んだ。
第2四半期では、3.9億ドル(約429億円)の株式収入を確保した一方、初期負債償却に関する損失として2.4億ドル(約264億円)を計上した。
キャンセル数を含めた総予約額は同852%増の220億ドル(約2.4兆円)。予約泊数も同458%増となり、需要回復の傾向が現れる結果となった。
一方、今期の非GAAP損失額は同76%減の1.05億ドル(約116億円)。調整後EBITDAについては、前年の3.8億ドル(約418億円)の赤字から4800万ドル(約53億円)の黒字に回復した。
同社のグレン・フォーゲルCEOは決算発表にあたって、「第2四半期の予約拍数は第1四半期から59%増加した。特に主にヨーロッパと米国での需要回復は力強い。今後も、中核ビジネスである宿泊に集中し、旅行者とパートナーに利益をもたらしていく。また、我々の方針である『Connected Trip』も強化していく」とコメントしている。
※ドル円換算は1ドル110円でトラベルボイス編集部が算出