京急グループの京急油壺マリンパークが今夏、自分のパソコン・水族館内のタブレットで操作する水中ドローンで、水族館に潜入するサービスを展開している。
同館は2021年9月末での閉館が決定しているが、コロナ禍で来館できない人にもう一度、オンラインで楽しんでもらえる機会を提供するほか、水中ドローン利用料金(500円)の経費を差し引いた全額を餌代に充当し、閉館後の飼育管理につなげようとしている。水中ドローンにかかる費用を差し引いた利益が実際にかかる餌代を上回った場合は、近隣の神奈川県立こども医療センターに全額寄付する。
水中ドローン操作は24時間、全国どこからでも可能。事前に予約したうえで、パソコンやタブレットを通じて同館の「回遊水槽」内で水中ドローンを操作し、その映像を楽しむ趣向だ。夜間や早朝など、普段は見られない時間帯にサメや魚がどのような動きをしているのかを観察することも。利用料金500円で10分間操作できる。