日本航空(JAL)とJALUX、NRIデジタルは、「JALプラザTABITUS+ STATION(タビタステーション)有楽町店」でOMO(Online Merges with Offline)による購買体験の実証実験を開始した。ウェブサイト上での事前の情報登録と店内での過ごし方からニーズを推定し、リアルタイムで商品情報やお得なクーポンなどを配信する。将来的に、利用客の回遊状況に応じたスタッフからの声かけや、カスタマージャーニーのさまざまなタッチポイントでのパーソナルな案内につなげる。
実施期間は2021年9月30日から10月31日で、タビタステーションLINE公式アカウントの友だち登録をしている顧客で、実証実験への参加に同意した人を対象に実施する。
具体的には、LINEから発行されたQRコードを店舗設置のチェックイン用のタブレット端末にかざすことで入退店を記録するほか、店舗内の3D距離センサー、顔認証機器を使って回遊状況、商品棚ごとの滞在時間など、利用客の店内行動を計測する。また、来店前後のウェブサイトのアクセス状況と組み合わせることで、オンラインとオフラインを融合させ行動を分析。店舗で取り扱いのない商品の取り寄せ案内、お得なクーポンなどをその場でメッセージ配信したうえで、行動に変化が起きているかを検証する。