ブッキング・ホールディングスは2021年第3四半期(7月~9月)の営業実績を発表した。それによると、売上高は前年同期比77%増の47億ドル(約5360億円)となり、第2四半期の倍以上となった。一方、10億ドル(約1140億円)の株式損失を計上したため、当期利益は同4%減の7億6900万ドル(約877億円)となった。
キャンセル数を含めた総予約額は同77%増の237億ドル(約2.7兆円)。予約泊数も同44%増となり、第2四半期の伸び率よりは低いものの、需要回復の傾向が表れる結果となった。また、フライト予約に関しては、4人に1人が新規顧客となった。
第3四半期の非GAAP利益は同209%増の16億ドル(約1820億円)。調整後EBITDAについては、同111%増の21億ドル(約2390億円)の黒字に回復した。
同社のグレン・フォーゲルCEOは決算発表にあたって、「欧州市場が好調なことから、予約泊数は引き続き順調に伸びた。第3四半期は世界のさまざまな市場で回復の兆しが見えてきた。今後も、優先順位の高い戦略から実行し、市場での地位を強化していく」とコメントしている。