宿泊予約サイトゆこゆこ、人材支援事業に参入、お試し移住を希望する若者と人手不足の宿泊施設を仲介

宿泊予約サイトのゆこゆこは2023年6月、人材支援事業「ゆくゆく」を開始した。人手不足に悩む地域と、都市部からの「お試し移住」で知らない土地での暮らしと仕事を体験してみたい若者をマッチングし、地域の関係人口創出を目指す。

受け入れ先の宿泊施設は寮などの住まいを用意し、水道光熱費や食費を提供する。希望者は2週間から6カ月間、その施設で仕事をしながら、週3日以上の休日で移住先の人々との交流やその地域でしか楽しめない余暇の過ごし方を体験することもできる。利用者にはLINEを通じて専任担当がフォローする。新型コロナを経て観光地に客足が戻りつつある一方、地域では人手不足が深刻化。すでに石川県粟津温泉の法師、山梨県河口湖のフジプレミアムリゾートなどがラインナップに上がっている。

同社が3~4月に「ゆこゆこ」を導入している温泉宿87施設に実施した人材採用の課題に関するアンケートによると、「人材派遣の受け入れにかかる費用が高い」が96%、「求人広告への応募がない」が83%と上位を占めており、こうした課題解決につなげたい考えだ。

今後は採用支援だけでなく、教育やシステム運用、ロボットなどのサービスもパートナーとの連携によって提供していきたい考え。

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