宿泊施設のビジネススクールなどを手がける宿泊塾は2023年夏、大学生が運営するホテル「COLLEGE HOTEL」(カレッジホテル)を長野県・白馬村で展開する。立教大学観光学部で宿泊業を学ぶゼミ「宿泊ビジネスプロジェクト」の3年生25人が8月20日~9月3日の2週間、白馬村の3宿泊施設で、学生自ら宿泊プランを考えて運営するもの。大学生の新たなホテルインターンシップの創出を目指す。担当は、ゼミの担当講師でもある宿屋塾代表取締役の近藤寛和氏。
宿泊業の人材不足が深刻化するなか、プロジェクトを通じて経営人材創出・育成を目指す一方、学生に対しては従来のインターンシップの主流だった接客による職場体験だけでなく、企画・集客を自分たちで考えて接遇する機会を提供することで、宿泊施設の経営の一端を学ぶとともに、学生ならではの斬新なアイデア創出を期待する。
具体的には、学生が現地を下見してマーケティングプランを立案。「夏休みの宿題を大学生が伴走する」といったさまざまなプランを企画し、7月中旬から販売する予定だ。協力するのは、白馬村内の「しろうま荘」(旅館)、「白馬樅の木ホテル」(ホテル)、「めぞん・ど・ささがわ」(ゲストハウス)の3施設。