フランス・ナンシー市から観光ミッション団が来日、日本人観光客の回復に期待、「アール・ヌーヴォーの街」を訴求

フランス・ナンシー市から、観光ミッションが来日した。今回の来日の目的は、金沢市との姉妹都市50周年を記念するもの。2023年9月には村山卓金沢市長がナンシーを訪れ、さらなる友好関係発展への合意書を交わしている。

ナンシー市のマチュー・クラン市長は会見で「ナンシーは、日本からの観光客に対して、日本の文化や食に対して深い愛情を持っている」と挨拶。また、コロナ前の日本人訪問者数は、全市場で5番目、欧州を除くと1位だったことから、コロナ後の早期回復に期待感を示した。

ナンシーは、パリ東駅からTGVで東に約90分、シャルルドゴール空港からは約70分の距離にある。クラン市長は「ナンシーは欧州の交通ネットワークの中心。他の欧州の都市にも近い。世界に開かれた街」と紹介し、観光地としての利便性を強調した。

ナンシー市のマチュー・クラン市長

ナンシーはアールヌーヴォーの街として知られている。アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家であるエミール・ガレが1901年に「芸術産業地方同盟 (Alliance Provinciale des Industries d’Art)」を結成したことで、ナンシー派として世界に知れ渡った。

ナンシー観光局では、アール・ヌーヴォーおよびその後のアール・デコをフックに観光コンテンツを訴求。市内の名所を巡るコースだてけでなく、アール・ヌーヴォーネットワークを欧州の関連都市と組んでいることから、アール・ヌーヴォーをテーマとした欧州周遊の旅も提案している。

また、世界遺産に登録されている市内3カ所の広場も日本人誘致ポイントとしてアピールしていく考え。ルイ15世を讃えるために整備された「スタニスラス広場」、そこから旧市街に続く「カリエール広場」、ロレーヌ公の菜園があった場所に造られた「アリアンス広場」を、ナンシー観光のハイライトとして紹介した。

スタニスラス広場(報道資料より©Vincent Damarin)

世界遺産をはじめ、「ナンシー派美術館」や「マジョレル邸」などアール・ヌーヴォー関連施設、温泉施設「ナンシー・テルマル」なども徒歩で巡れる範囲に点在していることから、街歩き観光を推奨。ナンシー観光局では、QRコードで読み取る日本語の観光ルート案内も提供している。

このほか、イベントとして11月中旬から1月上旬にかけて開催される伝統的な「サン・ニコラ祭り」を日本市場にも紹介していく。

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