デルタ航空は、米ラスベガスで開催されたCES2025で、AIを活用したデジタルツール「Delta Concierge(デルタ・コンシェルジュ)」 を発表した。この機能は、Fly Deltaアプリに実装するもの。
利用者は自然言語のテキストまたは音声入力を使用してデルタ・コンシェルジュとやり取りすることが可能。まず、今年は、パスポートの有効期限とビザが必要な場合の通知を開始。今後、数年間かけて、旅行の準備に役立つ最新の気象状況など、旅先の情報を提供していく。
最終的にはリアルタイムで顧客のニーズを予測し、状況に応じた案内を提供していく。また、AIアシスタントは、利用者の到着と出発のニーズを把握し、マイレージ(スカイマイル)会員に対しては、旅行中に使える特典を提案していく。さらに、機内Wi-Fiへの自動接続も可能にしていく。
CES2025では、ウーバーとの新たなパートナーシップも発表。ウーバーとのアカウント連権したスカイマイル会員は、空港への往復でのUberX乗車で1ドルにつき1マイル、プレミアムで1ドルにつき2マイル、ウーバー・リザーブで1ドルにつき3マイルを獲得することができるようになる。開始日は数週間以内に発表される予定。
また、Jobyの電動エアタクシー(空飛ぶクルマなど)サービスとも連携。今後、数年間で、米政府および地方当局の承認を得たのち、デルタのニューヨーク (ラガーディア空港およびJFK空港) とロサンゼル空港への運航を開始する予定だ。