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民泊エアビーアンドビー(Airbnb)は、2024年第4四半期および2024年通期の営業実績を発表した。それによると、第4四半期の宿泊およびタビナカ体験の総予約数は、前年同期比12%増の1億1100万件、総予約額は同13%増の176億ドル(約2.7兆円)。2024年通期の総予約数は前年比10%増の4億9150万件、総予約額は同12%増の818億ドル(約12.4兆円)となった。
第4四半期の実績では、売上高は同12%増の25億ドル(約3800億円)、純利益は同19%増の4億6100万ドル(約700億円)、調整後EBITDAは同4%増の7億6500万ドル(約1163億円)と好調に推移。通期でも、売上高は同12%増の111億ドル(約1.7兆円)、純利益は同24%増の26億ドル(約3950億円)、調整後EBITDAは同11%増の40億ドル(約6080億円)と増収増益となった。
第4四半期の予約数で特に伸びたのはアジア太平洋地域で前年同期比約20%増。中国人旅行者の海外旅行予約数は同25%増加となった。
ブライアン・チェスキーCEOは「2024年、Airbnbは旅行業界の成長を上回り、第4四半期には収益、宿泊予約数、予約額がすべて増加した。この成長は、Airbnbの使いやすさ、手頃さ、信頼性を大幅に改善したことが要因。2025年もこの勢いを維持できる」とコメントしている。
※ドル円換算は1ドル152円でトラベルボイス編集部が算出