東京都は、このほど「東京都観光産業振興プラン―世界の観光ブランド都市・東京をめざして―」を策定した。このプランの計画期間は、平成25年度(2013年)から29年度(2017年)まで。終了までに東京都は訪都外国人旅行者数を現在の410万人から年間1,000万人へ、訪都国内旅行者数を4億2000万人から5億1000万人への増加を目指す。
東京都は、平成13年度(2001年4月~2002年3月)に「東京都観光産業振興プラン」を策定、観光を産業として位置づけて施策を展開してきた。今回策定された新たなプランは、東京の魅力をさらに磨き上げ、国内外の旅行者を積極的に誘致するためのもの。東京都は以下をポイントとして振興プランを進めていく考えだ。
【東京都観光産業振興プラン―世界の観光ブランド都市・東京をめざして―】
- 徹底的なマーケティングに基づく誘致戦略の策定、新規市場の開拓、個人旅行者・リピーターを重視したプロモーションの展開
- M、I、C、Eの各ターゲットに応じた誘致戦略の構築
- 食文化やアニメ等、新たな潮流を観光資源として活用
- 道路、交通機関等における案内サインなどの多言語化の推進
- 地域のまちづくり等を担うリーダーやコーディネーター、MICE専門人材などの育成・活用